四ケ伝・奥伝のお稽古

四ケ伝・・・上級のお稽古①

 

<四ケ伝のお稽古>

 

唐からわたってきた貴重なお道具を扱うお稽古です。 

 

1    茶通箱・・・2種類の濃茶を同時に差し上げる点前。

        自分の用意したお茶の他に、不意に他のお茶が到来した場合などに、

        両方のお濃茶を同時に差し上げたいという場合の点前

 

2    唐物 ・・・茶入が、唐物の場合の点前。

        茶道発祥依頼、唐(中国)産の茶入を尊しとして、扱いを格別に重くする。

 

3    台天目 ・・・天目茶碗を台に乗せて扱う点前。

         台子伝法では、茶碗は全て天目茶碗を用いることになっていて、

         天目茶碗の扱い方を学ぶ点前。

 

4    盆点 ・・・唐物茶入が、盆に乗った場合の点前。

       名物などの丁重な扱い方の修練になる。

 

5    和巾 ・・・名物裂、拝領裂などで作った古帛紗の上に、袋に入れた中次を乗せて扱う点前。

 

 

 

奥伝のお稽古・・・上級のお稽古②

 

 <奥伝のお稽古>

 

1   行之行台子 ・・・別名「乱れ」

          次の「真之行」と共に、奥秘の基礎となるもの。

          竹台子をもって行い、唐物茶入を八卦盆に乗せて、茶碗は、台天目を使用する。

 

2   真之行台子 ・・・「奥儀」と言って、「行之行台子」を充分に習得したものに許される。

           真台子をもって行い、奥儀の根本となる極めて重い習い事であるがための名称。

 

3   大円真 ・・・13代 園能斎が制定された手続き。

         真台子、大円盆をもって行い、格外の奥秘とされる。

 

 

4  大円草 ・・・ 13代 園能斎が制定された手続き。

         大円盆をもって行い、運び水指で行う。

    

 

5    真の炭